第3回横須賀CKD病診連携懇話会
- 2016年7月4日
- 勉強会・講演・セミナー
H28年6月30日 第3回横須賀CKD病診連携懇話会が開催されました。
この会は、横須賀共済病院腎臓内科と診療所が連携し、CKD(慢性腎臓病)についての知識を深めるための勉強会です。
当院から、『中島内科における糖尿病腎症の実態について』講演させて頂きました。
前半は、『糖尿病腎症に対する看護部の取り組みについて』看護師豊田が発表しました。
糖尿病腎症は、糖尿病の3大合併症の1つです。
血糖コントロールが悪いと、5~10年で合併症発症のリスクがあると言われています。
当院通院中の患者さんには、合併症を発症してほしくないという思いで日々診療にあたっております。
看護部では当院通院患者さんの腎症の状態を病期ごとに分類し人数など調査しました。
そして病期に合わせ、①血糖コントロールの重要性②家庭血圧を測定することの大切さ③減塩の必要性について、
患者さんに声をかける取り組みを行っています。
後半は院長から、『当院の透析患者さんの実態について』講演がありました。
当院のデーターから分かったことは、腎臓機能が悪化しクレアチニン2以上になると、約2年で透析になってしまう!ということです。
腎症悪化を防ぐために、早期から注意することが重要です。早期腎症を診断するには、尿アルブミン検査が大切です。
当院でも、早期の腎症に対する取り組みを今後も継続していきたいと思います。
横須賀共済病院・腎臓内科の田中部長は、早期のうちから、血糖コントロール・血圧コントロール・減塩はもちろん
特に禁煙する事が重要!と話していました。
とよだ