餅つき大会開催‼
- 2014年1月25日
- 中島内科新聞
糖尿病専門のクリニックなのに、餅ですか? はい。餅です!
昨日、クリニック3Fのホールで餅つき大会を開催いたしました!
じぇじぇ~! な企画ですが本当にやってしまいました。
おもちは、納豆、大根おろし、あんこ、きなこ、ごま。
トン汁も用意しました。
この笑顔見てもらったら、美味しくできたことがわかりますね。
あんこは浜本さん(栄養士)がラカントを使ってさらし餡を作ってくれました。
とてもおいしかったです。もちろんきな粉、ゴマにもラカントを使用しましたが、遜色なく美味しい餅でした。
そして、さらにじぇじぇじぇ~な出来事が!
吉田市長登場 ‼
血糖測定までやらされてる!?
いじめられてるみたい?
完全に怯えてるでしょう!?
美味しいお餅を食べながら、餅について勉強もしました。
(本当はこれがメインである!)
今回のイベントは無料で行いましたが、東日本大震災の復興を祈り、任意で寄付を募りました。
なんと1万円札まで入ってた!(先生じゃなかったことは確か!)
全部で21700円の寄付をいただきました。
赤十字に募金することも考えましたが、せっかくなので被災地で奮闘してらっしゃる糖尿病関係の先生とか、あまり大きくない団体とかに寄付しようと現在検討中です。
ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございました。
さて、今回の餅つき大会では、た・め・し・に
皆さんの食前・食後の血糖値も測ってみました。
「聞いてないよ~」「ヤダ~」「測ってみた~い」
色々なリアクションいただきましたが、「測ってみた~い」って思ってくれた患者さん、正解です!知ることが大事!ちゃんとした研究じゃありませんし、食後、40分で測った人も1時間で測った人もいらっしゃるし、薬を飲んでいる人もインスリンしている人も、インスリンするの忘れてる人も(←ダメね)います。ですからこのグラフを見て、「だからどうだ。」ってことはないんですが、一応載せました。
私個人的には、急激に上がった人はいなかったな。っていう印象です。
一応、単純糖質は使わずラカントを利用して甘味をつけた。納豆たっぷりタンパク質も摂れた。豚汁にはきのこやこんにゃくもたっぷり使って繊維も多少は入った。だから多少は血糖の上がり方は緩やかかもしれません。
このグラフだけ見て、餅はそんなに血糖値が上がらないな。などと考えるのは間違いです。
これからどういうふうに上がってくるかは人それぞれ。上がる途中の人も、既に下がりかけの人もいるからです。来年仮にまたこんなイベントをしたならば、その時はもう少し細く見てみたいなあ。と思いました。
それより、私が感動したことは、
御歳84歳、今回のイベント発案者岸本さんの杵さばきが最高だったことです。
正直、できないと思っていました。だって、足が痛くてクリニックに来るのも駅からタクシーを使わなくちゃこれないくらいなんですから。それが上手いのです。見縊ったわけじゃないですが、私は間違ってました。本当に申し訳なかった。
力じゃないコツだ。ってことを目の当たりにし、また、かつて男が餅をつき、女衆がついた餅を手際よく丸める、そんな温かい日本の風景があったんだろうなあ。と多くの患者さんの心の中にあるであろう「モチ」エピソードなんかを勝手に思い浮かべたりして…。
さいごに・・・
こんなハレンチな企画をしたのに、「いいじゃん!やりなよ~」と寛大な気持ちで許可くださった中島先生。
やろうと思う。って言ったら、「これも使うと思う、これも必要よ!」と何から何まで備品をもって来てくだり、さらに米まで寄付してくださって、もちろん当日も早くからお手伝いしてくださった患者さんの吉野さん。
実は、あんまりにも心配で前日の夜に練習会をやったんですが、応援に駆けつけてくれたスタッフと子供たち
皆さんの協力があって「大」成功でした!
嬉しい!
「餅は糖尿病の人が食べちゃいけないもの」ではありません。
糖尿病の人は「制限」という言葉で、時々食事の楽しさを奪われたと思ってしまう人も多いと思います。でも食べ物の性質を知って上手くやりくりし、「美味しく食べたら運動する。」を武器に食事を楽しんでもらえたらイイなと思っています。
さあ、2014年も餅のように粘り強く頑張るぞ!
必殺仕掛人:鈴木