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The 糖尿病学会 その2中島内科クリニック|横須賀市横須賀中央駅

The 糖尿病学会 その2

今日は糖尿病学会のまじめな部分のレポートです。
中島内科クリニックの先生方より4題の演題が発表されました。
以下は各抄録です。




今回、初めて糖尿病療養指導の分野で発表しました私の内容について、ちょっとだけ簡単に紹介します。
昨年の11月に新規導入された骨密度を測定する器械を使って、糖尿病患者さん75名の骨密度と、皆さんの生活習慣についてを調べたものです。

糖尿病の患者さんは、骨密度が多くても骨折しやすいという報告があります。それは骨を鉄筋コンクリートのビルに例えると、コンクリはしっかり打ってあるけれど、鉄骨が錆びついてもろくなっているために、地震が来ると簡単に崩れてしまうようなイメージといわれています。
血糖が高い状態が続くことで、鉄骨に当たるコラーゲンが糖化して脆弱性を増すためといわれています。

また、神経障害や網膜症の合併症が出ることで、転びやすいことも骨折につながる原因と考えられています。

中島内科クリニックの患者さんの骨はどうだったかというと…、

骨密度は一般成人の平均値よりも全体的に高い傾向がありました。
骨密度が高い人はどういう習慣があったのか調べました。
カルシウムを特別多く摂っているわけでもなく、特別多く運動しているわけでもなく、特別太っているわけでもありませんでした。
(統計学的に有意に差があったわけではありませんでした。)

でも、面白い特徴がありました。
血糖コントロールのいい人は、運動量が多い。
運動量の多い人は太っていない。太っていない人のほうが血糖コントロールが良い。(ここまでは普通)
そして「血糖コントロールがいい人の方が、カルシウムを多く摂っている。」
血糖コントロールのいい人は、食事制限してカルシウム摂取量が減っちゃっているんじゃないかと考えていましたが、反対でした。
カルシウムを摂れば摂るほど血糖が良くなるという事ではありません。
血糖コントロールがうまくいっている人の日々の習慣には、しっかりバランスよく食べて、カルシウムもとれているという特徴があったと考えるのが良いと思います。
全ての人の目標は普通の人と同じように合併症のない楽しい人生をおくること。
楽しい人生には、強くてしなやかな骨や筋肉も必需品です。
だって、体弱いと楽しめないですから。遊びに行けませんから。
私は楽しいことが大好きです。
楽しいことが、生活改善のきっかけになって、それが習慣になって、無理せずいい時間が送れるといいなあと思っています。
やっぱり楽しいこと担当:鈴木